VALORANTを「グラボなし」PCでプレイできる? 推奨スペックと内蔵グラフィックの実力検証!

VALORANT(ヴァロラント)は、eスポーツシーンでも定番のタクティカルFPSとして知られています。派手なエフェクトやリアルなグラフィックを売りにしているタイトルではなく、戦略性と反応速度が勝敗を分けるタイプのゲームです。そのため、他のFPSゲームと比べると、非常に軽量で動作が軽いのが特徴です。

実際、「VALORANTってグラボがなくても動くの?」といった疑問を持つ人も少なくありません。PCを新しく購入するにあたって、できればコストを抑えたいという人も多いはずです。

この記事では、公式の推奨スペックをもとに、実際にどこまで「グラボなし」で遊べるのかを詳しく解説していきます。CPU内蔵のグラフィックス(iGPU)だけでどこまで戦えるのか、リアルな情報を交えながら検証していきましょう。

目次

VALORANTの公式推奨スペック(60FPSの目安)

まずは、VALORANTの公式サイトが公開している推奨スペックを確認してみましょう。
「とりあえず快適に遊びたい」人に向けた目安が、60fps(フレームレート)を安定して出せる構成です。

項目IntelAMD備考
目標FPS60fps60fps推奨動作環境
OSWindows 10(19041+)または Windows 11 64bitWindows 10(19041+)または Windows 11 64bitWindows 11はTPM2.0・Secure Boot有効化が必要
CPUIntel i3-4150AMD Ryzen 3 1200SSE4.2 / AVX対応必須
GPUNVIDIA GeForce GT 730AMD Radeon R7 240エントリークラス
RAM4GB4GB最低限レベル
VRAM1GB1GB

このスペックを見ると、かなり古い構成でも動作可能であることが分かります。
たとえばGT 730は2014年ごろのエントリーGPUであり、最新のゲーミングタイトルでは性能不足なことが多いですが、VALORANTではそれでも十分に動作します。

つまり、VALORANTはハイスペックPCが必須ではないということです。これが、「グラボなしでも動くのでは?」という疑問につながっています。

VALORANTにおけるCPUとGPUの重要性

VALORANTのようなタイトルでは、CPUとGPUの役割のバランスが一般的な3Dゲームと少し異なります。
多くの重いゲームはGPUの性能がフレームレートを大きく左右しますが、VALORANTの場合はCPU性能の影響が大きい傾向にあります。

理由はシンプルで、VALORANTはグラフィックよりも処理速度と反応速度を重視したゲーム設計だからです。たとえば、影やエフェクトを削ってでも高フレームレート(FPS値)を維持する方が有利です。そのため、解像度はフルHD(1920×1080)で十分であり、4Kのような高解像度はほとんど必要とされません。

つまり、GPUよりもCPUの処理能力が安定している方が快適に遊べる、というのがVALORANTの特徴です。
グラボがなくても、ある程度のCPU性能さえあれば、思ったよりスムーズに動作します。

「グラボなし」でどこまで遊べる? 内蔵グラフィックスの実力

では、実際に「グラボなし」でどこまで遊べるのでしょうか。
最近のCPUには、グラフィック処理機能を内蔵したモデルが多く存在します。Intelなら「i3」「i5」「i7」シリーズの一部、AMDなら「Ryzen Gシリーズ」(例:Ryzen 5 5600Gなど)がこれにあたります。

実際の検証結果を見ると、VALORANTはCPU内蔵グラフィックスでも問題なく動作することが確認されています。

たとえば、Intelの「Core i7-11700K」を使用し、GPUを搭載しない構成(CPU内蔵グラフィックのみ)でプレイした場合でも、最低設定で150fps前後を維持できたという報告があります。
この結果はかなり驚異的で、60fpsどころか144Hzモニターでの快適プレイも視野に入る数字です。

もちろん、CPUの性能やメモリ構成によって結果は異なりますが、以下のような構成であれば、十分にプレイが可能です。

  • Intel Core i5-12400 または Ryzen 5 5600G
  • メモリ 16GB
  • SSD搭載のWindows 10 / 11環境

このクラスのPCなら、VALORANTを「グラボなし」で遊ぶにはかなり現実的です。
ただし、画質を上げたり、別の重いタイトル(Apex LegendsやCODなど)をプレイしたい場合は、さすがにグラボの導入が必要になります。

144FPS以上で楽しみたい人・Eスポーツを本気で目指す人へ

VALORANTを「動かすだけ」なら、グラボなしのPCでも十分可能です。
しかし、ランクマッチで上位を狙ったり、競技シーンを意識してプレイする場合には、144FPS以上を安定して出せる環境が欠かせません
そのためには、やはり専用のグラフィックボードを搭載したゲーミングPCが必要です。

プロプレイヤーや配信者が使っている環境を見ると、144Hzや240Hzモニターを使っているケースがほとんどです。
このような高リフレッシュレートのモニターは、映像のなめらかさが全く違います。相手の動きがよりくっきり見えるため、反応速度やエイムの精度にも直結します。
VALORANTで勝つための環境づくりを考えるなら、144FPS以上を安定して出せる構成を目指しましょう。

144FPSを安定して出すためのおすすめ構成例

VALORANTは軽いタイトルとはいえ、144fps以上を安定させるには、CPU・GPUともに中〜上位クラスの性能が必要になります。
例えば、以下のような構成がおすすめです。

おすすめ構成例(ミドル〜ハイエンドクラス)

  • CPU:Ryzen 7 5700X または Core i5-13600KF
  • GPU:GeForce RTX 4060 Ti または Radeon RX 7700 XT
  • メモリ:16GB(できればDDR5対応)
  • ストレージ:NVMe SSD 1TB以上
  • モニター:144Hzまたは240Hz対応ディスプレイ

このクラスのPCであれば、VALORANTをフルHD設定で200〜300fps前後まで引き上げることが可能です。
グラフィック設定を下げれば、240fps張り付きも現実的です。

また、配信や録画をしながらプレイしたい場合も、このクラスの構成なら同時処理でもパフォーマンス低下を最小限に抑えることができます。

スクロールできます
商品スペック価格詳細ページ

NEXTGEAR JG-A5G60
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FPS上級者ほど「安定性」を重視している

VALORANTはタイミング勝負のゲームです。
1フレーム(1/144秒)の差が、撃ち合いの勝敗を分けることもあります。
そのため、プロや上位プレイヤーは「平均fps」よりも「最低fps(落ち込みにくさ)」を重視しています。

例えば、平均200fpsでも一瞬100fpsに落ち込む構成より、常に180fps以上を維持できる構成のほうが体感の滑らかさが上です。
これが、ミドルクラスのグラボをおすすめする最大の理由です。
VALORANTは軽いゲームだからこそ、ハードの性能差がプレイフィールに直結するタイトルといえます。

Eスポーツを目指すなら「PC+モニター」はセットで考えよう

高fps環境を作るうえで意外と見落とされがちなのが「モニター」です。
もしまだ60Hzモニターを使っているなら、どんなに高性能なPCでもその性能を活かしきれません。
144Hzや240Hzのモニターを導入することで、描画がより滑らかになり、相手の動きを先読みできるような感覚を得られます。

たとえば以下のような組み合わせがおすすめです。

  • RTX 4060 Ti + 144Hzモニター:コスパ重視でも十分高fps
  • RTX 4070 SUPER + 240Hzモニター:競技志向・プロ並の安定性

特に、VALORANTでは「144Hz以上でプレイしてからエイムが安定した」という声が多く、ハードウェア投資の効果を感じやすいタイトルです。

【まとめ】VALORANTは軽いけれど、環境づくりで「勝てる差」が生まれる

VALORANTは軽量なFPSとして知られ、最新のCPUであれば内蔵グラフィックスでも60FPS前後を維持できるため、「グラボなし」でも十分プレイ可能です。

特にCore i5やRyzen Gシリーズ搭載PCなら、設定を調整すれば100FPS以上を狙えるケースもあります。

ただし、Eスポーツとして本気で勝ちを狙うなら話は別です。
144FPS以上を安定して出すことでエイム精度や反応速度が向上し、明確にプレイの質が変わります。

そのためには、RTX 4060 TiやRTX 5060などの専用グラフィックボードを搭載したゲーミングPCが理想的です。VALORANTは軽いゲームだからこそ、環境の差が勝敗を左右します。自分の目的に合わせて、最適な構成を選びましょう。

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