Ryzen vs Intel|ゲーミングPCにおすすめのCPUはどっち?

ゲーミングPCを選ぶ際、CPU選びで悩む方は多いでしょう。CPUはパソコンの「頭脳」とも言える重要なパーツで、ゲームの快適さに大きく影響します。

現在、CPU市場はAMDの「Ryzen」とIntelの「Core」という二大ブランドがしのぎを削っています。どちらも人気が高く、ゲーミングPCにおすすめされることが多いですが、性能や特徴には違いがあります。

この記事では、RyzenとIntelのCPUの特徴やゲーミングPCでの性能差、どちらを選ぶべきかをわかりやすく解説します。

ゲームの種類やプレイスタイル、予算に合わせて最適なCPUを選ぶための参考にしてください。

目次

RyzenとIntelのCPU、それぞれの特徴

まずはAMDのRyzenとIntelのCPUがどのような特徴を持っているのか、簡単にまとめます。

Ryzenの特徴

Ryzenの特徴は「コア数が多いこと」です。

コアとはCPUの処理単位のことで、多ければ多いほど同時に複数の処理を効率よく行えます。

これにより、ゲームだけでなく動画編集やゲーム配信など、マルチタスクでの性能が高くなります。

また、価格に対する性能が高いことも大きな魅力で、コストパフォーマンスに優れています。

さらに最新のRyzenは消費電力が抑えられていて発熱も少なく、冷却面での負担が軽い点もメリットです。

Intelの特徴

一方でIntelのCPUは「シングルコア性能が高い」ことが強みです。

ゲームの多くは1つのコアの処理速度に大きく依存するため、IntelのCPUは特にFPSや対戦ゲームで高いパフォーマンスを発揮します。

クロック周波数も高く、安定性や互換性の面でも優れています。

ただし、価格がやや高めで、発熱や消費電力が多くなるモデルもあり、冷却環境には注意が必要です。

ゲームで重要なCPU性能とは

ゲームの快適さに関わるCPUの性能として特に重要なのが「フレームレート(FPS)」です。

フレームレートは1秒間に画面が何枚の画像を表示できるかの数値で、高ければ高いほど動きが滑らかになります。

FPSが低いと動きがカクカクしてしまい、特に対戦ゲームでは快適なプレイに影響します。

ゲームによって必要なCPU性能は異なります。

軽いゲームならそこまで高性能なCPUは必要ありませんが、最新の3Dゲームや大規模オンラインゲームでは、複数のコアを効率よく使うことが求められます。

また、高リフレッシュレートのモニターを使用する場合、CPUの処理が追いつかないとモニターの性能を活かしきれません。

さらに、GPU(グラフィックカード)とのバランスも重要です。

CPUが弱いとGPUが本来の性能を発揮できない「ボトルネック」が起こりやすくなります。

人気ゲームにおけるRyzenとIntelの違い

実際に人気のあるゲームでの性能差を見てみましょう。

ゲームごとの違い
  • フォートナイト
    IntelのCore i7-13700Kは高いシングルコア性能で平均FPSがRyzen 7 7700Xよりわずかに上回ります。ただし、Ryzenも十分に高いフレームレートを出せます。
  • Apex Legends
    こちらもIntelが優勢ですが、Ryzenとの差は約5~7%程度。どちらも144Hz以上の環境で快適にプレイ可能です。
  • サイバーパンク2077
    重いゲームタイトルではマルチコア性能の恩恵が大きく、Ryzenが若干リード。4K解像度になるとCPU差はほとんど影響せずGPU性能が鍵。

「フォートナイト」や「Apex Legends」などのFPSゲームでは、IntelのCPUがやや高いフレームレートを出す傾向があります。

ただし、Ryzenも十分に高いパフォーマンスを発揮しており、144Hz以上の高リフレッシュレート環境でも快適にプレイ可能です。

一方、「サイバーパンク2077」など負荷の高いゲームでは、Ryzenの多コア性能が生きる場合もあります。

4K解像度など高画質設定ではCPUの差はあまり影響せず、GPUの性能がより重要になることも特徴です。

オーバークロック(CPUの動作クロックを上げること)については、Intelは高いクロックを狙いやすい反面、冷却が難しい場合もあります。

Ryzenは比較的安定してオーバークロックしやすく、初心者でも扱いやすいです。

価格とコスパで見るCPUのおすすめ

CPUの価格帯と性能のバランスで、おすすめのモデルを紹介します。

CPUの種類
  • 5万円以下のエントリーモデル:Ryzen 5 5600Gがコスパ抜群。グラボがなくても軽いゲームは楽しめます。
  • 5〜8万円のミドルレンジ:Ryzen 7 7700XやIntel Core i7-13700K。フルHD〜WQHDのゲーム環境に最適です。
  • 8万円以上のハイエンド帯:Ryzen 9 7950XやIntel Core i9-13900K。4Kゲームや配信・動画編集まで快適にこなせます。

予算重視ならRyzenが有利で、ピーク性能を狙うならIntelが有力候補になります。

メリット・デメリットと選び方のポイント

Ryzenは価格が抑えられているうえにマルチコア性能が高く、配信や動画編集をしたい方に適しています。

消費電力や発熱も抑えられているため、冷却環境が整っていなくても扱いやすい点も魅力です。

ただし、一部のゲームでIntelよりシングルコア性能がやや劣る場合があります。

Intelはシングルコア性能が高く、FPSや対戦ゲームをメインにする方におすすめです。

互換性や安定性も高い一方で、価格はやや高めで発熱が多いモデルもあるため、冷却対策が重要です。

まとめ

RyzenとIntel、どちらもゲーミングPCにおすすめできるCPUですが、使い方や予算によって選び方が変わります。

Intelはシングルコア性能が高くゲームに特化した性能が魅力で、Ryzenはコスパに優れマルチコア性能が高いため多用途に使いやすいです。

最新のCPUはどちらも高性能なので、どちらを選んでも快適にゲームを楽しめます。

自分が遊びたいゲームの種類や予算、使い方に合わせてCPUを選ぶことが大切です。

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