自作PCとBTOパソコンはどっちがいい?ゲーム性能の違いをわかりやすく解説

ゲーミングPCを購入しようと調べていると、必ず出てくるのが「自作PC」と「BTOパソコン」。
どちらも魅力的な選択肢ですが、「結局ゲーム性能が高いのはどっち?」「コスパを考えるとどちらがいいの?」と悩む人は多いですよね。

自分でパーツを選んで組み立てる自作PCは「自由度」が魅力。
一方でBTO(Build To Order)パソコンは、メーカーが動作確認まで済ませて販売している「安心感」があります。

この記事では、自作PCとBTOパソコンの違いをわかりやすく解説しながら、
「ゲーム性能」「コスパ」「保証」「使い勝手」などの観点からどちらが向いているのかを整理していきます。
これからゲーミングPCを買う人が、後悔せずに選べるようになる内容です。

目次

自作PCとBTOパソコンの違いをざっくり解説

まずは、この2つの基本的な違いから整理しておきましょう。
BTOパソコンは、ドスパラやマウスコンピューターなどのメーカーがパーツを組み立て、動作確認を行った上で販売しているPCのことです。
CPUやGPUなど、ある程度のカスタマイズはできますが、構成はメーカーが指定する範囲に限られます。

一方、自作PCはCPU・GPU・マザーボード・電源・ケースなど、すべて自分で選んで組み立てるタイプ。
パーツの自由度が高く、こだわりの構成にできる反面、組み立てや設定には少し知識が必要です。

この2つの違いを簡単にまとめると、
「自作PC=自由度とこだわり」
「BTO=手軽さと安心感」
という構図になります。

コスパやカスタマイズ性、トラブル対応までを含めて考えると、それぞれに向いている人の傾向も見えてきます。

ゲーム性能に差はある?自作PCとBTOのパフォーマンス比較

最も気になるのが「ゲーム性能に差があるのか」という点だと思います。
結論から言うと、同じパーツ構成であれば性能差はほとんどありません。
グラフィックボード(GPU)やCPU、メモリの性能が同じであれば、出せるフレームレートもほぼ同じです。

ただし、実際には以下のような違いが出る場合があります。

  • 自作PCは冷却ファンやケースを自分で選べるため、熱対策を強化できる
  • BTOはコストを抑えるために、電源や冷却が控えめな構成になっていることがある

たとえば、同じRTX4060を搭載していても、冷却性能が高い自作PCなら長時間プレイでもパフォーマンスが安定しやすい傾向があります。
逆にBTOでは、コンパクトなケースを採用しているモデルだと熱がこもりやすく、フルパワーを発揮しづらいことも。

とはいえ、APEXやVALORANT、原神といった人気ゲームをフルHD設定でプレイする程度であれば、
BTOでも十分な性能が出せます。

コスパで見るとどっちが有利?

コスパの面では、以前は「自作PCのほうが安く作れる」と言われていました。
しかし最近は状況が変わりつつあります。
BTOメーカーがパーツを大量に仕入れているため、個人でパーツを1つずつ買うよりも安く提供できるケースが増えているのです。

特にグラフィックボードの価格が高騰している今、自作PCを組むよりも、BTOの完成品を買ったほうが同等スペックでも数万円安く済むことがあります。

ただし、自作PCには「パーツ品質を自分でコントロールできる」という強みもあります。
たとえば、
・電源ユニットは信頼性の高いSeasonic製を使いたい
・メモリはCorsair製で統一したい
といった細かいこだわりを反映できるのは、自作ならでは。

つまり、コスパ重視ならBTO、品質や細部にこだわるなら自作と考えるのが分かりやすいです。

保証・サポート面の違い

見落とされがちですが、保証やサポート体制の違いは大きなポイントです。
BTOパソコンはメーカーがすべての動作を確認して出荷しているため、
万が一のトラブル時も修理保証やサポート窓口を利用できます。

一方、自作PCではパーツごとに個別の保証はありますが、組み合わせ全体の保証はありません。
たとえば、「電源が入らない」「映像が出ない」といったトラブルが起きた場合、原因を自分で切り分けて特定する必要があります。

「買ってすぐ使いたい」「トラブルが不安」という人にとっては、BTOのほうが圧倒的に安心感があります。

簡単に言うと、ゲーミングPCデビューはBTOがおすすめ!

自作PCとBTOの「ゲーム性能以外」の違いにも注目

ゲーム性能そのもの以外にも、使い勝手の面で違いがあります。
BTOパソコンは届いた瞬間から使える手軽さが魅力で、初期設定も済んでいることが多く、すぐにプレイを始められます。

一方で自作PCは、パーツ交換やアップグレードのしやすさが大きな魅力です。
たとえば、数年後にGPUだけ交換して性能を上げるといった使い方も簡単にできます。

また、見た目にこだわりたい人にとっては、自作PCの自由度は非常に高いです。
RGBライトを組み込んだり、ガラスサイドパネルで内部を見せたり、デザイン面でも個性を出せます。
逆に「見た目は気にしない」「動けばOK」という人なら、BTOのシンプルさがちょうどいいでしょう。

結局どっちがいい?目的別の選び方

では最終的にどちらが良いのか。
それは「どう使いたいか」「どれだけ手をかけたいか」で決まります。

BTOパソコンが向いている人は、
・購入してすぐにゲームを始めたい
・トラブル対応が不安
・コスパを重視したい
といったタイプ。

自作PCが向いている人は、
・パーツ選びや組み立てを楽しみたい
・静音や冷却など細部にこだわりたい
・長期的にパーツを交換しながら使いたい
というタイプです。

自作の魅力は「作る過程」そのものを楽しめること
BTOの魅力は「完成品として安心して使えること」。

どちらを選んでも、最終的なゲーム体験に大きな差はありません。

最近は自作のようにカスタマイズできるBTOメーカーも増えているぞ!

ゲーム性能を最大限引き出すポイント

どちらを選んでも、ゲームの快適さを決めるのはGPU・CPU・メモリのバランスです。
特定のパーツだけを強化しても、他が足を引っ張ると性能を生かしきれません。

たとえば、

  • RTX4060+Core i5 13400F構成 → フルHDゲーミングに最適
  • RTX4070+Ryzen 7 7800X3D構成 → WQHDや240Hz環境でも快適

このように、GPUとCPUの性能を釣り合わせることで、どちらのPCでも安定したフレームレートが出せます。

また、ケース内のエアフローを意識したり、メモリをデュアルチャネルで構成するなど、
ちょっとした工夫で体感的な快適さが大きく変わります。

まとめ|自作PCとBTOの違いを理解して、自分に合ったゲーミングPCを選ぼう

結論として、ゲーム性能そのものに大きな差はありません。
同じパーツを使えば、自作PCでもBTOでも同等のフレームレートを出せます。

違いが出るのは、「どんな構成を選ぶか」「どんな使い方をしたいか」。
安心して長く使いたいならBTO、理想の構成を作りたいなら自作、この視点で選べば間違いありません。

どちらを選んでも、今の時代は性能的に十分。
大切なのは、自分のプレイスタイルや予算に合った「ベストな1台」を選ぶことです。

焦らず、自分のスタイルに合ったPCを選んで、最高のゲームライフを楽しみましょう。

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