ゲーミングPCは中古でも大丈夫?「やめとけ」と言われる理由と安全な選び方

「できるだけ安くゲーミングPCを手に入れたい」

そう考えたときに、中古という選択肢を思い浮かべる人は少なくありません。新品と比べて数万円安く買えることも多く、コスパ重視の人にとっては魅力的な選択肢に見えます。

ただ、ネットで検索すると「ゲーミングPCの中古はやめとけ」という意見も多く見かけます。確かに、購入後にトラブルに遭ったという声も少なくありません。
では、中古ゲーミングPCは本当に「やめとけ」なのでしょうか?

この記事では、その理由と、安全に選ぶためのポイントを実体験を交えながら詳しく解説していきます。

目次

なぜ「ゲーミングPC 中古はやめとけ」と言われるのか

中古のゲーミングPCが敬遠される一番の理由は、「内部の状態がわかりにくい」ことにあります。
外見はピカピカでも、内部ではホコリや熱の影響が蓄積しているケースが多いです。

特に、FPSやMMOなどを長時間プレイしていたPCは、CPUやグラフィックボードが高温になりやすく、冷却ファンや電源ユニットに負担がかかっています。そのまま販売されている中古PCを購入すると、見た目は問題なくても中身が限界に近い、なんてことも珍しくありません。

結果として、購入後すぐに「ファンが異常にうるさい」「ゲーム中に突然落ちる」「動作が重く感じる」といった症状が出るケースもあります。
さらに、メルカリやヤフオクなどの個人間取引では保証がなく、返品できないことがほとんどです。たとえ届いた直後に壊れても、泣き寝入りするしかありません。

つまり、「安く買えてラッキー!」と思っても、その裏に隠れたリスクは想像以上に大きいのです。

中古ゲーミングPCの失敗例によくあるパターン

実際に中古ゲーミングPCを買って後悔したという声を見てみると、よくあるパターンがいくつかあります。

  • 起動するとファンの音が爆音レベルでうるさい
  • グラボが記載と違う型番だった
  • メモリやSSDの容量が説明と異なっていた
  • 数ヶ月で電源が入らなくなった
  • 出品者に連絡しても返信がない

こうしたトラブルは、ほとんどが個人出品(メルカリ・フリマアプリ)で購入したケースです。
個人間取引では、動作確認や清掃、品質チェックの基準がバラバラ。たとえ「動作確認済み」と書かれていても、短時間だけ動かして確認しただけのケースもあります。

一方、法人が運営する中古ショップなら、動作テスト・内部清掃・パーツチェックが行われており、保証期間も設けられています。

つまり、同じ中古でも「誰が整備したか」で信頼度が大きく変わるのです。

「中古でも買ってよかった」と言えるケースはどんなとき?

一方で、「中古でも全然問題なかった」「コスパ最高だった」と満足している人もいます。
その多くは、信頼できる中古ショップで購入している点が共通しています。

たとえば以下のようなショップは、内部清掃や性能テストをしっかり行ったうえで販売しています。

  • パソコン工房の中古部門
  • ドスパラ中古
  • TSUKUMO(ツクモ)中古
  • GP-ZERO(ゲーミングPC中古専門店)

これらの店舗では、出荷前にベンチマークテストで性能確認を行い、必要に応じてグリス塗り替えやファン交換も行っています。
また、30日~6ヶ月ほどの保証が付いており、初期不良にも対応してくれます。
つまり、「中古」といっても、プロの手でメンテナンスされたPCなら、新品同様に安心して使えるということです。

特に、ゲーミングPC中古専門店のGP-ZEROでは、「お手頃価格+長期保証付き」でモニターやキーボードが付属するフルセットを販売しています。
ゲーミングPCの中古を専門に販売している会社だからこそできるサービスが評判を集めています。

中古ゲーミングPCを選ぶときのチェックポイント

中古ゲーミングPCを選ぶ際は、スペック表だけを見て判断しないようにしましょう。
以下のポイントを確認すると、失敗を防ぎやすくなります。

注意するポイント
  • CPU・GPUの型番を確認する
  • 電源ユニットのメーカーと容量をチェック
  • ストレージ構成を確認する
  • 保証期間・返品条件を確認する
  • 内部クリーニングや整備済みかどうか

CPU・GPUの型番を確認する

あまりに古い世代(第7世代以前のIntelやGTX900番台など)は避けましょう。
現行のゲームでは性能不足になることが多いです。

電源ユニットのメーカーと容量をチェック

安価な電源は寿命が短く、故障の原因になりやすいです。
SeasonicやCorsairなどの信頼性の高いメーカーがおすすめです。

ストレージ構成を確認する

HDDのみの構成は起動が遅く、体感速度が悪くなります。
SSD(NVMeタイプ)を搭載しているモデルを選ぶと快適です。

保証期間・返品条件を確認する

万一の故障時に交換・返金対応してもらえるかを必ず確認しましょう。

内部クリーニングや整備済みかどうか

埃が詰まったままのPCは冷却性能が落ち、寿命を縮めます。

また、「あまりにも安すぎるモデル」は注意が必要です。
たとえばRTX3060搭載PCが5万円台で売られていたら、電源が中古の安物だったり、グラボがマイニング落ちの可能性もあります。
スペック表だけで判断せず、販売元の信頼性も重視しましょう。

自分でパーツ交換できる人なら中古もおすすめ

PCの構造にある程度理解がある人なら、中古PCはむしろお得な選択になります。
たとえばCPUやグラフィックボードを交換できるなら、ベースとなる中古PCを安く買って、自分好みにアップグレードするのもありです。

実際、Ryzen 5 3600とGTX1660搭載の中古PCを5万円台で購入し、後からRTX3060を取り付けて最新ゲームを快適にプレイしている人もいます。
パーツ交換の知識があれば、中古PCは「カスタムの土台」として最適です。

ただし、電源容量の不足やケースサイズの制約などもあるため、事前にパーツの互換性はしっかり調べましょう。

「メルカリの中古ゲーミングPCはやめとけ」と言われる理由

中古PCの中でも特にトラブルが多いのが、メルカリやヤフオクなどの個人出品です。
理由は明確で、「保証がない」ことに尽きます。

届いたときに動いていても、数日後に電源が入らなくなったらもう返品できません。
また、個人出品では「寄せ集めPC」も多く存在します。
一見ハイスペックに見えても、実際には中古グラボや安価な電源を組み合わせただけのケースも珍しくありません。

さらに、マイニングで酷使されたGPUを流用しているパターンもあり、性能劣化や寿命の短さが問題になります。
安さに惹かれても、信頼性を犠牲にしては本末転倒です。

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中古ゲーミングPCを買うならどこが安心?

中古ゲーミングPCを購入するなら、法人が運営する信頼性の高いショップを選ぶのがベストです。
代表的な店舗をいくつか紹介します。

  • パソコン工房:全国展開でサポートが受けやすく、初心者にも扱いやすいラインナップです。
  • ドスパラ中古:全品動作チェック済みで保証付き。全国に店舗があり、実機を確認できる安心感があります。
  • GP-ZERO(ゲーミングPC中古専門店):ゲーミングPCの中古品を専門に扱っていて、付属品が魅力的です。

これらの店舗では、発送前に動作確認が行われ、初期不良対応や返品制度も整っています。
個人出品より価格は少し高めですが、その分「安心料」として十分に価値があります。

まとめ|中古ゲーミングPCは「買ってもいい」、ただし買う場所を間違えるな

中古ゲーミングPCは「買ってはいけないもの」ではありません。
ただし、購入する場所と状態の見極めが重要です。

個人出品の安さに惹かれて買うと、故障やトラブルのリスクが高くなります。
一方、信頼できる中古ショップで検査済み・保証付きのPCを選べば、新品より安く安心して使える“掘り出し物”に出会うこともあります。

結論はシンプルです。
「中古ゲーミングPCはやめとけ」と言われるのは、買う場所を間違える人が多いから。

信頼できるショップから購入するなら、中古でも十分にアリ。

賢く選べば、予算を抑えつつ、快適なゲーム環境を手に入れることができます。

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